「縁結びの妖狐ちゃん×神田明神」テレビ放送記念!日中文化交流特別イベント公式レポート

縁結びの神田明神に、妖狐現る!

 三連休の中日となる9月17日(日)、台風18号が日本列島縦断という予報で首都圏への影響も心配される中、秋葉原から程近い神田明神にて、『縁結びの妖狐ちゃん』テレビ放送記念のトークイベントが開催されました。
 神田明神は江戸・東京に鎮座して1300年の歴史を誇る神社です。場所柄アニメなどの新しい文化に対する懐の深さもあり、近年では様々な作品とコラボするなど、アニメファンには「聖地」の一つとして知られています。
 一方、『縁結びの妖狐ちゃん』(以下『妖狐』)はご承知の通り日本向けにローカライズされた、中国の大手IT企業のテンセントが製作する海外アニメです。そのため物語や設定面で中国文化が反映して、これまでにない魅力を持つ作品になっています。
 今回のイベントは、日本の伝統ある神社という場所で中国発のコンテンツをお披露目することができたら、まるで妖狐が人間と妖怪の縁を結ぶように、日中文化交流の架け橋になるのではないかと、そう考えて企画されました。(神田明神にも縁結びの神様がいらっしゃいますしね)。
 すると光栄なことに外務省の後援を受け、「日中文化交流特別イベント」と銘打って実施する運びとなりました。聞けば今年は日中国交正常化45周年なのだそうで、これも何かのご縁なのかもしれません。

日本のアニメに対する愛を感じる

 さて、MCの前振りもそこそこに、主演声優をゲストにお迎えしたトークイベントの始まりです。
ご登場いただくのは、塗山スース役の阿澄佳奈さん、塗山ロロ役の金元寿子さん、清瞳役の井上麻里奈さんのお三方。冒頭の自己紹介では三者三様に悪天候への気遣いを見せつつも、「今日はみんなが帰れるように、早く終わらせたいと思います」と井上さんがジョークでつかみ、一気に会場が和やかなムードに。(もちろんイベントは二時間たっぷりやりましたよ!)

 最初のコーナーでは、放送が終わったばかりの第2チャプター「王権篇」を振り返り、アフレコの様子や自身のキャラクターについて、そしてお気に入りシーンなどを紹介していきました。
 アフレコの現場では中国発のシリーズということで、いつもとは細かいところで違いがあるらしく、阿澄さんが一番驚いたのは「アフレコ用の映像にタイムコードが3つある」ということ。なので、どれを基準にタイミングを計ればいいのかわからなかったとか。いまでは「左上」の表示が正解とレギュラー陣には周知されていますが、いまだにそれがあるため、途中参加のゲスト声優さんや新人さんはみんな一様に戸惑うのだそうです。
 そういう意味では今回の「王権篇」から途中参加したのが井上さんです。井上さんによると、今回の現場はいわゆるアフレコとは少し違って、外画の吹き替えのような「アテレコ」に近いとのこと。『妖狐』は中国で先に公開されているので収録の際には向こうの声優さんの台詞、つまり中国語を聞きながら声をアテています。それでオリジナル音声の演技を参考にするわけですが、井上さんによると「その芝居に時折、日本のアニメと同じようなニュアンスが感じられて、中国の人たちが日本の作品を愛してくれてる感じが伝わってくる」と言います。
 また金元さんは、たびたびあるスタッフの差し入れで、中国のお菓子で「干しスイカ」がとても印象的だったそうです。日本ではお目にかかれないスイーツが置かれてあるのも『妖狐』の現場らしさと言えるのかもしれません。
 そして話題はスイーツから好きな中華料理の話に流れ、グルメツアーではなく、いずれは中国に宣伝キャペーンに行きたいという話で盛り上がりました。実現するといいですよね!

女子が憧れる中国の記念日とは!?

 次のコーナーではクイズ形式で、アニメをきっかけに日本と中国の異なる文化について学んでいこうと少しアカデミックな(?)展開に移ります。ここからは新たなゲストとして、共立女子大学文芸学部教授の北村弥生先生と、『縁結びの妖狐ちゃん』の唐雲康プロデューサーが登壇し、キャスト陣が全10問の難題に挑戦しました。  伝統的なサンザシ飴のアレンジで最近の中国ではどんなものが流行っているかという第一問からスタートし、現代から神話の時代まで幅広い題材から出題されましたが、中でも最も盛り上がったのが、第九問「中国にも恋人たちにとって大切な記念日が数多くありますが、男性から女性へプレゼントを贈るとされるのはどの日でしょう?」というクイズ。

  1. 2月14日
  2. 5月20日
  3. 七夕
  4. 1〜3の全部
 答えは「4」で、1〜3の全部が正解とわかった途端、キャスト陣から口々に「中国いい国!」「中国行きたい!」と賛同の声が上がりました。しかも女性からお返しも不要らしく、とにかく女性がプレゼントを贈られ続けることに場内の全員が軽いカルチャーショックを受けていたようです。(ちなみに5月20日は「5・2・0」の中国語読みが「私・愛す・あなた」に聴こえるという語呂合わせで、最近できた記念日なのだとか)。

「王権篇」特別編集版と「月紅篇」PVを初公開!

 会場内を巻き込みながら大いに盛り上がったところで、次は「王権篇」のクライマックスとなった第9話と第10話の特別編集版の上映が行われます。
 これは今回のイベントのために制作されたスペシャル映像で、王富貴の前世=王権富貴とクモの妖怪=清瞳の出会いのエピソードをフィーチャーして、実に泣ける話に仕上がっていました。
 『妖狐』本編の一つの特徴としてシリアスとギャグの振れ幅の広さがあるわけですが、それはそれとして、こういうのもアリだなと思わせてくれる絶妙な構成だったのではないでしょうか。実際、前半のトークでも「過去の王権さんがいい。ずっと過去ならいいのに」と何度も話題になっていて、言ってみれば理想のエピソードを追体験できたのかも!?
 そして、このイベントもいよいよ終盤。主演声優三人のサイン入りポスターを来場者に差し上げるプレゼント抽選会を経て、第3チャプター「月紅篇」のPVを初公開。また時代が変わって、キャラクターの新しい顔が見られるということで、それぞれから今後の見どころが語られました。
 最後に井上さんから「知っていることを皆さんに伝えるだけじゃなく、自分たちも知らないことを一緒に学べるイベントで楽しかった」との締めの挨拶があり、二時間に渡るトークイベントが無事終了となりました。
しかし、『妖狐』本編はまだまだ続きますので、またどこかで、再び皆さんとお目にかかれる機会があることを心から願っています!

【了】

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